Tender Bear lactation

楽しい母乳・ミルク育児とメンタルケアのサポート-産後ママの為のお役立ち情報-

母乳に必要なホルモンって何があるの?

こんにちは。

アメリカ在住ラクテーションカウンセラーのKaoriです。

 

母乳に必要なホルモンには、プロラクチン、オキシトシン、GIホルモンが挙げられます。

 

①母乳が産生されるためにはプロラクチンという乳汁分泌ホルモンが必要です。 このホルモンは脳下垂体前葉から分泌されます。 また乳房を成長させて乳腺細胞を増殖させるには妊娠中に増加するプロゲステロンやヒト胎盤ラクトゲン(HPL)というホルモンが作用します。

 

②出産して胎盤が外にでることで、抑制されていたプロラクチンが分泌され始めます。 さらに、赤ちゃんが乳頭を吸う刺激によってプロラクチンのスイッチが入ります。プロラクチンの他にも、作られた母乳を乳首の方へ送り出すホルモン(オキシトシン)も分泌されます。

 

③さらに、ガストリンとCCKというホルモンがあり、これらは赤ちゃんの消化を助け、インスリンの分泌を促します。

 

④一方、ソマトスタチンというストレスホルモンは、消化吸収を妨げます。高いソマトスタチンのレベルは、成長を抑制してしまいます。

 

⑤ガストリンとCCKの状態にするには、赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激が大切です。また、タッチやその生物種の本来のミルク(母乳)が必要です。

 

⑥さらに、妊娠糖尿病は出産後のインスリン分泌をスムーズにする為なので、母乳を出すとこのインスリン分泌が妊娠前に戻ります。

 

ご参考になれば嬉しいです。