Tender Bear lactation

楽しい母乳・ミルク育児とメンタルケアのサポート-産後ママの為のお役立ち情報-

母乳育児ってすごく大変なイメージありませんか?

こんにちは。

アメリカ在住ラクテーションカウンセラーのKaoriです。

 

アメリカのコメディアンにエイミー・シューマー (Amy Schumer)という人がいます。セレブリティの彼女が出産後に上げた写真が多くの注目を集めました。というのも、髪はぐちゃぐちゃ、ノーメイク、便秘に苦しみ、立ち上がることもできない様子をアップしたからです。

きれいな病室できれいな服を着て、聖母マリアの様な笑顔で素敵な写真を撮る。これはメディアや雑誌の作り上げた理想の話だと言うことを世間に紹介したのです。

 

 

 


 

 

実際に、後陣痛による痛みや出血、傷による便秘。何より母体の回復が一番大切な時期にメイクをする必要がどこにあるのか。

 

実は、これはデータでも現れています。母乳育児だけでなく産後のすべてにおいてですが、ストレスが溜まる理由の一番はなにかを追跡調査した結果、以下の理由が一番多く挙げられました。

「実現不可能な理想を掲げている。」

 

昔は、村や隣人の赤ちゃんを見て母乳育児がどんなものかを学びましたが、今は出産について数日座学で学ぶだけでその後の事はあまり分からないまま、いろいろ始まります。

 

母乳育児を止める理由も様々です。

 

-4-6週間目:この時点は、母親が母乳が十分に出ていないと自分で思っている。赤ちゃんがきちんとおっぱいにラッチ(咥え)られていない。

-7-9週間目:おっぱいの腫れ、痛み。

-10-12週:仕事への復帰。コミュニティのサポート得られない。 

 

これ以前にも、ストレスで3-7日以内に母乳育児を諦める人が多いのです。コネティカット州では2週間までに40%の人々が母乳育児を諦めているというデータもあります。

 

ただ、10-12週目になると、痛みがあって乳腺炎になっても、慣れがあるのでヘルプを受ける気持ちのゆとりが出てくるそう。

という事は、10週まで持ち越したら何とか母乳を継続できる確率が上がる事でもあります。